2025年1月、アサヒビール株式会社、キリンホールディングス株式会社、サッポロビール株式会社、サントリー株式会社の4社へビール及び発泡酒等の原材料のコーン及びスターチ、糖類に関する公開質問を実施し、全社から回答がありました。
質問①の遺伝子組み換え原材料の使用については、どのメーカーもコーン、スターチは遺伝子組み換え分別生産流通管理済み(分別)のものです。
質問②の分別原料の不分別原料への切り替えは全社とも予定なし。
質問③の不分別を使用の場合の理由については安定調達が3社、安全性に問題なしが1社、切り替えた時期は2015年3社、2013年1社。
質問④のゲノム編集トウモロコシ使用の予定は全社がなし。
質問⑤の食品トレーサビリティの取り組みについては、全社、原材料の入出荷記録及び製造ロットと出荷ロットの対応付け記録が保存されていました。質問⑥分別の表示は全社とも無しでした。
質問⑥の分別生産流通管理済みの表示については、全社表示の予定なしでした。
質問⑦で各社の原材料へのこだわりについて、メーカーによる特徴や違いを知ることができました。
アサヒビール株式会社 「安全で高品質な原材料のみ調達」
キリンホールディングス株式会社 「商品特性に応じて最適な原材料を『キリングループ持続可能な調達方針』に則り調達・使用」
サッポロビール株式会社 「『選りすぐりの原料だけで、おいしいビールをつくる』信念のもと、“畑“から徹底的にこだわり、原料の研究を続け”大麦とホップの両方を『育種』している世界でも珍しいビール会社”として原料の研究に情熱を注ぎ続けています」
サントリー株式会社 「原材料の9割を占める水には、ビールづくりを始めた当初から徹底的にこだわり、ミネラルやイオン等の量やバランスを持った天然水を選び、その水が採取できる土地を選び工場を建設。長時間かけて地層でろ過された清浄で品質が安定している深井戸の天然水を使用」
以上