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 2023年~2025年市民による「遺伝子組み換えでない」表示市場調査を実施しました。2023年4月に施行された新たな食品表示制度で、「遺伝子組み換えでない」表示が厳格化されたことをきっかけに、「遺伝子組み換えでない」表示がどのように変化したのか、3か年の調査結果を報告します。

2023_2025市民による「遺伝子組み換えでない」市場調査結果

2023年-2025年度市場調査結果及び3年間のまとめ

◆ 調査件数

 2023年 1001件

 2024年 582件

 2025年 883件

◆ 3年間の傾向について(3か年の変化)

①一括表示(枠内)に遺伝子組み換えに関する表示の有無について

・ 豆腐・醤油の割合はほぼ同じような傾向(23年/24年/25年の有・無)だが、コーンスナックは表示なしが増加傾向にある。

 

 

 

 

 

 

②遺伝子組み換えの表示ありの中で「遺伝子組み換えでない」割合で見ると

・ 「遺伝子組み換えでない」表示はどれも減少している。特に表示義務のない醤油は3年間で大きく減少している。

 

 

 

 

 

 

 

・ 「遺伝子組み換え分別生産流通管理済み」⇒「分別生産流通管理済み」の表示に移行する傾向。

・ 23年から25年で比較すると顕著。特に醤油では、25年の数字では分別生産流通管理済みが91%にもなっている。

③任意表示(枠外)について

・ 表示のあり・なしを見ると、総計の割合(%)でみて23年(あり:なし) 44%:56%⇒25年(あり:なし)は37%:63%と表示のありが減って、表示無しが増えています。

・ ※この中で、豆腐については表示ありが23年で17%・表示なしが83%であったのに対し、25年は表示ありが11%・表示なしが89%と表示なしが増えています。

・ 逆に醤油・コーンスナックについては任意表示ありの割合がふえています。

・ 表示義務のある豆腐と、表示義務のない醤油の違いが表れているのかと思われます。

・ これまで任意表示の「遺伝子組み換えでない」と表示していたものが、枠外(任意)に遺伝子組み換えと分別している旨を表示していると思われます。

◆ 心配される事

・ 「遺伝子組み換えでない」と表示できるものが年々減少している。

・ 表示制度の改正により、公定検査法不検出のレベルでないと(今までより厳しい)「遺伝子組み換えでない」と表示できません。

・ 表示するには第三者機関の証明が必要です。公定検査法の不検出レベルで意図しない混入を避けることは困難なため、「遺伝子組み換えでない」表示はさらに減少すると思われます。

・ 今後、大豆の輸入が増えると予想される中、手間やコストのかかる遺伝子組み換えでない大豆の分別生産流通管理をしなくなる事業者が増えるのではと懸念されます。

・ 表示改正前の数字がないため、改正前後の比較ができませんが、「遺伝子組み換え・分別生産流通管理済み・混入防止済み」から「分別生産流通管理済み」の表示へと「遺伝子組み換え」のワードがなくなることで、何を意味しているのか分からない状況が増えています。

・ 豆腐で見ると、遺伝子組み換えに関する表示義務対象品目であって、「遺伝子組み換えでない」や「分別生産流通管理済み」と表示していないものでも、何も表示がないものは、遺伝子組み換えでない大豆を使用していることになりますが、消費者には(表示義務の対象かどうかの品目であることを知らなければ)その情報が伝わりません。

・ 市場から「遺伝子組み換え」や「でない」表示が消えていくことで、市民の遺伝子組み換えへの関心が薄れ、遺伝子組み換えでない農産物・原材料の入手が困難になります。

・ 分別生産流通管理のシステムも使われなくなり、さらに遺伝子組み換えでないものの入手が困難になると思われます。

以上

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