2020年2月14日付けで、粉ミルク及び液体ミルクの原材料について、大手メーカー6社に公開質問状を送付しました。
公開質問「粉ミルク・フォローアップミルク・液体ミルク(取扱いのある場合)の原材料について」
2016年、2017年には、弊会による粉ミルク・フォローアップミルクの遺伝子組換え原材料に関する調査にご協力くださり、ありがとうございました。以降、数年経ちますが、現在も変わらず消費者や社会の関心は高く、最近でも弊会のホームページから調査結果を閲覧される方が多くなっております。また、2019年10月には、新たなバイオテクノロジーとされるゲノム編集技術を応用した食品の流通も解禁され、その一部については表示等が義務付けられてないことから、消費者の不安が高まっています。つきましては、その後の貴社の取り組み及び今後の方向性等について、改めて公開で質問させていただきます。
粉ミルクは赤ちゃんが生まれてすぐに口にする食べ物です。さまざまな事情から、離乳食が食べられるようになるまで、人工栄養のみで育つ赤ちゃんも少なくありません。2016年、2017年の公開質問では、安定供給を維持するため、多少の差はあれ、すべての製品に遺伝子組み換え原材料が使用されていることがわかりました。遺伝子組み換え原材料が使用されていない製品を選びたい消費者にとっては、残念な結果となっています。
なお、2019年春からは、新たに液体ミルクも店頭に並ぶようになりました。自治体が災害用に備蓄を進める他、外出時や夜間の授乳用として一般的な利用も広がっています。取り扱っていらっしゃる場合には、液体ミルクの原材料についても、是非情報をご開示ください。
恐れ入りますが、別紙質問に2月28日(金)までにご回答いただきますようお願いいたします。なお、ご回答につきましては、その有無も含めて弊会ホームページ等に掲載させていただくことをご了承ください。
「粉ミルク・フォローアップミルク・液体ミルクの原材料について」
質問① 別表に記した貴社粉ミルク・フォローアップミルク・液体ミルクの原材料について、表示義務の有無に関係なく、遺伝子組み換え原料を使っているか否かをお答えください。なお、遺伝子組み換えを選択する余地のない材料については「該当しない」を選択ください。
質問② 現在使用している不分別の原材料を非遺伝子組み換えのものに切り替える予定はありますか。ない場合は、その理由をお答えください。
・ ある
・ ない 理由
質問③ 消費者のなかには、遺伝子組み換えでない原材料を求める声があります。今後、遺伝子組み換えでない原材料の製品を供給するためには、どのような課題があるとお考えですか。
質問④ 今後、ゲノム編集作物由来の原材料を使用する予定はありますか。
・ ある
・ ない
以上
※データを使用される場合は必ずたねと食とひと@フォーラム事務局までご連絡ください。
連絡先 Email info@nongmseed.jp 電話 03-6869-7206 FAX 03-6869-7204