昨年、当会がビールメーカー大手4社に行った公開質問により、ビール及び発泡酒等の原材料のコーンスターチは非遺伝子組み換えトウモロコシを継続して使用していることがわかりました。しかし、糖類の原料になるトウモロコシについては、2015年から「遺伝子組み換え不分別」のものに切り替えられていたことがわかりました。引き続き2016年も、7月4日付で下記の通り公開質問および各社製品別アンケートを実施しました。
※「遺伝子組み換え不分別」とは遺伝子組換え農産物とそうでない農産物を分別せずに使っていること
【公開質問状】
「ビール及び発泡酒、新ジャンル(第3のビール)の原材料について」
昨年10月に弊会が実施しました公開質問に対して、ご協力くださりありがとうございました。今年も貴社が製造販売されているビール及び発泡酒、新ジャンルの原材料について、非遺伝子組み換えトウモロコシ由来の原材料がどの程度使用されているか、また今後の方向性について公開で質問させていただきます。
穀物とうもろこしのほぼ全量が米国を中心に輸入に頼っている現状から、遺伝子組み換え作物および食品、添加物が今後も増え続けることが予想され、ビール、発泡酒等の原料への影響を懸念していたところ、2015年から糖類については遺伝子組み換えトウモロコシを原料とするものに切り替えられたとの回答をいただき、非常に残念に存じます。
ご回答いただいた内容を公開したところ反響が大きく、今夏ビールの季節になって新たに関心をもつ消費者からも、遺伝子組み換えでない原材料を使った発泡酒等の飲料を求める声が出ています。
つきましては、恐れ入りますが別紙質問Ⅰ、質問Ⅱについて7月20日(水)までに弊会宛てご回答をお送りください。なお、このご回答につきましては、その有無も含めて弊会のホームページ等に掲載させていただくことをご了承ください。
以上