2023年9月8日付で大手メーカー6社に粉ミルクの原材料に関する公開質問状を送付しました。前回2020年2月の公開質問から3年以上経った現在も、この調査結果を掲載しているホームページへの閲覧数は多く、粉ミルクの原材料への関心の高さがうかがわれます。
現在、日本の国内では遺伝子組み換え作物の商業栽培は行われていませんが、遺伝子組み換え9農作物(大豆・トウモロコシ・ナタネ・ばれいしょ・綿実・アルファルファ・てん菜・パパイヤ・カラシナ)は承認されており、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、カナダなどから輸入されています。また、それらを原料とする各種加工品も流通しています。
これらのうち、粉ミルクに関係するのは、大豆・トウモロコシ・ナタネによる油脂や糖類で、食品に添加される成分にも遺伝子組み換え原材料由来のものが増えています。
さまざまな事情から、離乳時期まで人工栄養のみで育つ赤ちゃんは少なくありません。デリケートな赤ちゃんが口にする粉ミルク及び液体ミルク、フォローアップミルクに使用されている原材料について、情報が正しく伝わり、消費者が商品選択の際に参考にできるよう公開質問しました。
公開質問
質問① (別表)の貴社粉ミルク、フォローアップミルク、液体ミルクの原材料について、表示義務の有無に関係なく、遺伝子組み換え原料を使っているか否かをお答えください。なお、遺伝子組み換えを選択する余地のない材料については「該当しない」を選択ください。※(別表)は下記、各社へ送付した公開質問状に添付しています。
質問② 現在使用している不分別の原材料を非遺伝子組み換えのものに切り替える予定の有無とその理由をお答えください。
ある (理由)
ない (理由)
質問③ 消費者のなかには、遺伝子組み換えでない原材料を求める声があります。今後、遺伝子組み換えでない原材料の製品を供給するためには、どのような課題があるとお考えですか。
ある (理由)
ない (理由)
質問④ 今後、ゲノム編集作物由来の原材料を使用する予定の有無と理由をお答えください。
以上