2018年7月9日付で大手ビールメーカー4社に対して、非遺伝子組換え原材料の使用状況について公開質問状を送付しました。
今年4月に*酒税法が改正されビールの定義が変更されたため、ビールの麦芽比率が67%から50%に引き下げられ、ビールの製造に使用できる副原料の幅が広がり、従来発泡酒に分類されていた果実や香辛料、ハーブを用いて醸造したものも、4月以降はビールとして認められるようになりました。新定義ビールの原材料はどうなっているのでしょうか。 各社には7/20(金)までに回答をいただき、当ウェブサイトにて公開予定です。
2018年7月9日
公開質問状
「ビール及び発泡酒、新ジャンル(第3のビール)の原材料について」
例年、弊会が実施する公開質問に対しまして、ご協力くださりありがとうございます。
今年も貴社が製造販売されているビール及び発泡酒、新ジャンルの原材料について、非遺伝子組み換えトウモロコシ由来の原材料がどの程度使用されているか、また今後の方向性について公開で質問させていただきます。
我が国では穀物とうもろこしのほぼ全量がアメリカを中心に、輸入に頼っている現状から、遺伝子組み換え作物及び由来の食品、添加物が今後も増え続けることが予想され、ビール、発泡酒等の原料への影響を懸念しています。糖類については2015年から遺伝子組み換えトウモロコシを原料とするものに切り替えられたとの回答があり、非常に残念に思っております。
また、今年4月にはビールの定義拡大により、麦芽比率が67%から50%に引き下げられ、ビールの製造に使用できる副原料の幅が広がり、従来発泡酒に分類されていた果実や香辛料、ハーブを用いて醸造したものも、4月以降はビールとして認められるようになりました。ビール等の原材料については消費者の関心は高く、非常に気になるところです。
つきましては、恐れ入りますが別紙質問Ⅰ、質問Ⅱにつきまして、7月20日(金)までに弊会宛てご回答をお送りください。なお、ご回答につきましては、その有無も含めて弊会のホームページ等に掲載させていただくことをご了承ください。
以上