2月27日付けで、醤油メーカー11社へ遺伝子組み換え原材料と主原料の原産地等について質問状を送付しました。以下質問内容を掲載します。
【公開質問状】
「醤油の原材料について」
貴社が製造販売する醤油の原材料、および現在の取り組みと今後の方向性について、公開質問状を送付させていただきます。
現在、日本では大豆、小麦など、醤油の原材料の多くを、アメリカ、カナダ、ブラジルを中心とした海外からの輸入に頼っています。遺伝子組み換え作物が世界市場で拡大する現在、その影響を受けて、私たちが日常的に口にする食品にも、少なからず遺伝子組み換え原材料が使用されています。遺伝子組み換えの問題については、様々な意見がありますが、消費者がひろく情報を得て、選択できる仕組みが社会に浸透することが望まれます。
これまで当団体では、ビールメーカー、粉ミルクメーカー、食用油メーカーに遺伝子組み換え原材料に関する公開質問を行ってきました。今回、貴社で製造されている製品の原材料についても同様に、遺伝子組み換えに関する状況と取組みを把握したく、別紙に質問を設けておりますので、ご回答いただければ幸いです。
つきましては、恐れいりますが、別紙質問について3月10日(金)までに当団体宛にご回答をお送りください。なお、ご回答の有無およびご回答いただいた内容については、当団体のホームページ等に掲載させていただきます。ご了承ください。
①貴社製品原材料の原産国、遺伝子組み換えの分別状況についてお答えください。※この質問は各社の製品別にお聞きしています。
②主原料である大豆・脱脂加工大豆以外の、醤油製品に含まれる添加物・調味料(アルコール、果糖ぶどう糖液糖、みりんなど)に遺伝子組み換えの原材料を使用していますか。
③遺伝子組み換え不分別の原材料の使用に関しては、いつから使用していますか。また、今後どのような条件がそろえば遺伝子組み換えでない原材料に戻せるとお考えですか。
④遺伝子組み換えでない原材料の使用に関しては、今後不分別のものに切り替える予定はありますか。またその理由もお教えください。
⑤遺伝子組み換えでない原材料の入手は、どのような点で、どの程度の難しさがありますか。遺伝子組み換えの原材料との価格差・入手先の選定など、可能なかぎり具体的にお答えください。
以上