2014年から2016年まで、ビールメーカー大手4社に行った公開質問により、ビール及び発泡酒等の原材料のコーンスターチについては、非遺伝子組み換えトウモロコシを使用していることがわかりました。しかし、糖類の原料になるトウモロコシについては、2015年から「遺伝子組み換え不分別」のものに切り替えられていました。
2017年の状況については、7月18日付でアサヒビール株式会社、キリン株式会社、サッポロビール株式会社、サントリービール株式会社へ、下記の公開質問状および各社製品別アンケートを送付し7月31日までに回答をいただく予定です。
2017 ビール等原材料公開質問状
2017 アサヒビール株式会社製品アンケート
2017 キリン株式会社製品アンケート
2017 サッポロビール株式会社製品アンケート
2017 サントリービール株式会社製品アンケート
公開質問
「ビール及び発泡酒、新ジャンル(第3のビール)の原材料について」
例年、弊会が実施する公開質問に対してご協力くださりありがとうございます。
今年も貴社が製造販売されているビール及び発泡酒、新ジャンルの原材料について、非遺伝子組み換えトウモロコシ由来の原材料がどの程度使用されているか、また今後の方向性について公開で質問させていただきます。
我が国では穀物とうもろこしのほぼ全量がアメリカを中心に輸入に頼っているという現状から、遺伝子組み換え作物および由来の食品、添加物が増え続けることが予想されたため、ビール、発泡酒等の原料への影響を懸念していたところ、2015年から糖類については遺伝子組み換えトウモロコシを原料とするものに切り替えられたとの回答があり、非常に残念に思いました。
一昨年、昨年とご回答いただいた内容を一般に公開したところ反響が大きく、ビールの季節になって新たに関心をもつ消費者からも、2014年以前のように遺伝子組み換えでない原材料を使った発泡酒等の飲料を求める声が出ています。
つきましては、恐れ入りますが別紙質問1から質問4についてご回答を7月31日(月)までに弊会宛てお送り願います。なお、ご回答はその有無も含めて弊会のホームページ等に掲載させていただきます。ご了承ください。
以上
別紙 各社製品アンケート
質問1
貴社製品原材料のコーンとスターチ、糖類を使用している場合について、非遺伝子組み換え(NONGMO)か不分別か、またその理由をお答えください。※別添の各社製品アンケート用紙を参照
質問2
非遺伝子組み換えの原料を使用している製品に関して、今後不分別のものに切り替える予定はありますか。予定がある場合、その理由と時期をお答えください。
質問3
既に不分別の場合、切り替えた理由とその時期をお答えください。
質問4
「遺伝子組み換えでない発泡酒を飲みたい」との声が出ていますが、どのような条件が揃えば、非遺伝子組み換え原料に戻すことができますか。
以上