「林業は儲からない」「林業は自分ではできない」という固定観念が崩されようとしています。それが小規模・低投資からスタートできる「自伐型林業」の広がりです。
自伐型林業とは、森林の経営や管理・施業を山林所有者が自ら行う林業です。一見すると何の変哲もないものに聞こえますが、実はこれまでの日本の林業はそれと真逆で、山林所有者が山の仕事を事業体にすべて任せ、大規模にまとめた森林を高性能林業機械で一気に伐ってしまう政策を推進してきました。その結果、皆伐などの荒い施業が目立ち、土砂崩れを起こすような環境負荷のかかった山が生まれています。
小さいながらも持続的な収入の確保と良好な森づくりを両立できる自伐型林業の広がりが、移住者や若手の就業にもつながっています。今回は、その取り組みと事例を映像も含めて紹介していきます。どうぞ、ご参加ください。
日 時:2016年3月1日(火)18時~20時
会 場:地球環境パートナーシッププラザ セミナースペース(最寄り駅:表参道)
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学1F) アクセス http://www.geoc.jp/access
参加費:500円
定 員:60名(申込先着順。定員になり次第、締め切らせていただきます)
<講師プロフィール>
上垣 喜寛。1983年生まれ。2005年早稲田 大学教育学部卒業。メーカー勤務後、2008年にフリーに。全国の中山間地域の暮らしをテーマに雑誌『季刊地域』(農文協)、『生活と自治』(生活クラブ)等で執筆、テレビ番組『ニュースONZE』(BS11)にて特集番組撮影する。共著に『震災以降』(三一書房/14年)等。NAFTA締結後のメキシコを舞台にしたドキュメンタリー映画「自由貿易に抗う人々」を初監督。
主 催: たねと食とひと@フォーラム
連絡先:たねと食とひと@フォーラム事務局
Fax:03-6869-7204 または E-mail:info@nongmseed.jp
*お名前、連絡先(日中、連絡の取れる電話番号)を、FAXまたはE-mailでお知らせください。
★同日16時30分~17時50分、同会場にて、映画上映会「自由貿易に抗う人々」─NAFTAから20年─ (監督上垣喜寛)を開催します。