6/18、公開質問「大豆ミートバーガーに使用される植物性パテの原料大豆について」を大豆ミートバーガー販売事業者及び植物性パテ製造業者8社宛に送付しました。
現在、日本では大豆の9割以上は米国を中心に輸入に頼っています。米国産大豆の約95パーセントが遺伝子組み換え大豆であり、世界の大豆総栽培面積の約8割が遺伝子組み換え大豆(2017年米国農務省)という現状から、原料大豆の遺伝子組み換えの利用を懸念しています。一方、国内産大豆については作付けが奨励されているとはいえ、天候不順等のため、収穫量が安定していない状況です。
さらに、新しいバイオテクノロジーとして遺伝子操作の一種であるゲノム編集が登場しました。ゲノム編集作物・食品の一部は規制の対象外とし、安全性審査や表示は義務化されていません。
遺伝子組み換え表示では重量順上位3品目以内かつ5%以上でない場合や中食、外食では義務表示の対象外となっています。また、アメリカのゲノム編集オレイン酸大豆油は「非遺伝子組み換え食品」と表示がされています。こうした現状は、正しい情報が消費者に提供されず、誤認を招き、不安を与え、混乱をきたすと考えています。
遺伝子組み換えやゲノム編集については賛否様々な意見がありますが、消費者が正確な情報を得たうえで選択できる仕組みが必要だと考えます。
消費者が安心かつ納得して購入するために、いま注目されている大豆ミートバーガーに使用される植物性パテの主原料である大豆について、下記の8社宛に公開質問をしました。回答締切は7月2日(金)
2021年大豆ミートバーガーに使用される植物性パテの原料大豆に関する公開質問
【送付先】株式会社モスフードサービス、日本マクドナルド株式会社、株式会社フレッシュネス、スターバックスコーヒージャパン株式会社、株式会社ドトールコーヒー、株式会社ローソン、不二製油株式会社、マルコメ株式会社
【大豆ミートバーガーに使用される植物性パテの原料大豆に関する公開質問】
質問1 植物性パテについて伺います。①~④にお答えください。
① 原材料の重量順4位までをお答えください。
( )( )( )( )
② 生産は自社工場ですか、専門メーカー等から仕入れていますか。下記にお答えください。
□自社工場 生産国( )
□他社専門メーカー 生産国( )
③ 原材料の豆類の産地はどこですか。下記にお答えください。 *国外の場合は国名を記載してください。
□大豆を使用の場合 □国内の場合 産地名( )
□国外の場合 国 名( )
□大豆以外の豆類の場合 原材料名( )
□国内の場合 産地名( )
□国外の場合 国 名( )
*加工食品の原料原産地表示基準に準じて記載してください
④ 原材料の大豆について、下記から選んでください。
(ア)遺伝子組み換え(または不分別) ※(ア)の場合は質問2へ
(イ)非遺伝子組み換え ※(イ)の場合は質問3へ
(ウ)わからない その理由( )
質問2 原材料の大豆が遺伝子組み換え(不分別)の場合、①~③にお答えください。
① 今後、遺伝子組み換えでないものに変更する予定はありますか。その有無と理由をお答えください。
(ア)予定あり (イ)予定無し
その理由
② 今後、商品本体またはメニューに遺伝子組み換え(不分別)表示を行う予定はありますか。その有無と理由をお答えください。
(ア)表示を行う (イ)表示を行わない
その理由
③ 消費者のなかには、遺伝子組み換えでない原材料を求める声があります。今後、遺伝子組み換えでない原材料の商品を供給するためには、どのような課題があるとお考えですか。
質問3 原材料の大豆が非遺伝子組み換えの場合、今後も使い続けますか。その理由もお答えください。
(ア)はい (イ)いいえ (ウ)わからない
その理由
質問4 ゲノム編集由来の原材料が入手できるようになった場合、使用しますか。また、その理由もお答えください。
(ア)使用する (イ)使用しない (ウ)わからない
その理由
質問5 ゲノム編集由来の原材料を使用する場合、表示をされますか。また、その理由もお答えください。
(ア)表示する (イ)表示しない (ウ)わからない
その理由
質問 6 植物性パテに注目する理由は何ですか。(複数選択可)
(ア)健康的
(イ)食糧問題に貢献
(ウ)環境にやさしい(地球温暖化、環境汚染、森林伐採等に対してSDGsの観点から)
(エ)おいしい
(オ)消費者からの要望
(カ)世界的な流れ
(キ)その他( )
以上