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2017年11月1日、粉ミルクメーカー6社へ遺伝子組み換え原材料に関する質問状を送りました。2016年5月に実施した、粉ミルク及びフォローアップミルク等の原材料が非遺伝子組み換えかどうかの公開調査活動では、全社とも遺伝子組み換え作物を原料とする加工品が使われているという結果に私たちは大きな衝撃を受けました。そこで今年度は細かく成分についての回答が得られるような質問状を作成し送付いたしました。メーカーによって別表(成分一覧表)の商品名・成分内容は違います。各社へ送った質問状は以下のとおりです。

2017 粉ミルクメーカー6社公開質問状

【粉ミルク・フォローアップミルクの原材料について】

昨年度は弊会が実施する公開質問にご協力くださり、ありがとうございました。 今年度も、貴社が製造販売されている粉ミルクおよびフォローアップミルクの原材料について、また現状の取り組みと今後の方向性について、公開質問状を送付させていただきます。

粉ミルクは、赤ちゃんが生まれてすぐに口にする食べ物です。さまざまな事情から、離乳食が食べられるようになるまで、粉ミルク・フォローアップミルクのみで育つ赤ちゃんも少なくありません。そうした赤ちゃんの生育のために必要不可欠とされる性質上、粉ミルク・フォローアップミルクには安定した供給が必要とされています。そして、その「安定した供給」のために、すべての製品に遺伝子組み換え原材料が使用されている現状が、昨年度の公開質問で明らかになりました。つまり、粉ミルク・フォローアップミルクに関しては、消費者の選択肢が遺伝子組み換え製品のみであることを意味しています。
遺伝子組み換え原材料不使用の製品が存在し、遺伝子組み換えの有無が表示された上で、消費者が選択できる。そのような社会の確立が望まれます。

つきましては、恐れいりますが、別紙質問について 11 月 17 日(金)までに弊会にご回答をお送り願います。なお、ご回答はその有無も含めて弊会のホームページ等に掲載させていただきます。ご了承くだ さい。

【以下質問事項】

質問① 別表に記した貴社の粉ミルク・フォローアップミルクの成分のそれぞれについて、遺伝子組み換え成分の有無をお答えください。なお、遺伝子組み換え成分を選択する余地のない成分については「該当しない」を選択願います。(表中には、昨年度の公開質問時の解答が記されています。変更点があれば、お書き添えください。)

質問② 原材料の大豆油・レシチン、デキストリン、その他各種ビタミン等の遺伝子組み換え分別状況に、昨年度と変更はありますか。

質問③ 現在不分別の原材料を非遺伝子組み換えのものに切り替える予定はありますか。ない場合は、その理由もお答えください。

質問④ 現在、粉ミルク・フォローアップミルクについては遺伝子組み換えに関する表示義務はありません。今後、検出精度の向上により DNAの検出が可能になった場合、商品本体に表示を行う予定はありますか。

質問⑤ 消費者のなかには、遺伝子組み換えでない原材料を求める声もあります。今後、遺伝子組み換えでない原材料の製品を供給するためには、どのような課題があるとお考えですか。

【以下メーカーごと製品別成分一覧別表】

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